ここジョホールバルでは、古くからある定番の日本料理屋さんから、中華系に人気のお店も数多く出店されるように
なり、海外だからと言って和食が縁遠くなることはなくなりました。
ただ、こちらに来て何度か既存店改修のご相談をいただくことがあります。
日本人オーナーさんが現地工事会社に設計施工で依頼して、イメージ通りではないデザインになったとか
クォリティが店の求めるものとかけ離れている、スケジュール遅延など様々な問題が数多くあるようです。
やはり言葉の問題と時間的な問題から工事期間中全てを任せてしまうことによる弊害もあるように思います。
では、地元の例えば中華系のオーナーの場合はどうかと言いますと、オーナー自身が工事会社に日々チェックと、
要望を出し続け、コミュニケーションを切らさないために、それなりのお店に仕上がっているようです。
日本人オーナーさんは、コミュニケーションの難しさと、海外というホームタウンではないアウェーでかつ
ローカル相手の内装工事はかなりハードルが高いのでしょう。
ローカル側にしますと納めてしまって、集金すればこれで終わりのような、関係の継続性を考慮していない仕事ぶり
になるのではないかと思います。
付け加えておきますと全てのローカル会社がそうだとは言いません。日本人と同じような感覚を持つ協力会社もよく知っています。
オーナーさんが、マレーシアに滞在ご経験が無く、立地、ターゲット、この土地の背景を熟知していないのであれば、それはリスク以外の何物でも無く、オープンしてからの立て直しで疲れ切ってしまうことになるのが簡単に想像できます。
海外出店には多くの、大きな夢がありますが、決して楽ではないことも覚悟して挑まなければならないことだと思います。
ある意味、私たちの立場の強みはそのリスクをなるべく排除し、マーケット考察から適切なお店を出店させるお手伝いができることだけだと思います。
ご縁があればそのお手伝いをさせていただきたい。
そのために、今後も地域を知る良きパートナーでいるために日々努力していきたいと思います。
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