以前コンドミニアムのリノベーション工事でお世話になりましたエージェントのご好意で、近隣のコンドミニアム
の内装を内覧させて頂くことができました。
デザイン云々は、それぞれの感性ですので評価はできませんが、住む人の気持ちで拝見すると居心地感もあり
私は住める部屋だなと感じました。
ただこれは、単身で済むのか家族で住むのか、どの年齢層をターゲットにするのかで評価は変わってしまいます。
それらのターゲット層に加え、コンドミニアム自身が持つデザイン、性格性など総合してコンセプトを作り、それに
対し購入者様、入居様に共感いただける内装が必要になる。
私たちの役割はは、どの部分を選択し切り取るかというデザインのアベレージに加え、想像以上の良い裏切りも必要
になるのだと思います。
語弊があるかもしれませんが、パッケージデザインを考える場合、100点のデザインではなく70点から80点のデザイ
ンがパッケージデザインの着地点のようにも思えます。
それは、ベースコンセプトを確立し、極力無駄無く、シンプルに仕上げる。
あとは、住まわれる方が好きなディスプレイや生活雑貨を置き、お客様自身の住みよいデザインに仕上げてもらうと
いうことでしょうか。
私たちは、コンセプトデザインを創造し各ユニットのお客様色に仕上げるお手伝いをするという言い方が良いのかも
しれません。
私たちが去年経験させていただいたコンドミニアムのリノベーション工事は大変良い経験になりました。
それは、完成時にはデザインの良し悪しは作り手にはまだ分からず、実際住まわれる方が下す評価を頂いて始めてそ
のデザインが適切だったのかがわかってきます。
今もなお、入居者の方々からご意見をいただくことによりこれからの住空間のデザインに活かしていければと感じて
います。