マレーシアでの事業をするにあたり、当然役所の各種届けというのは必要になってくるのですが、
やはりこちらのルールというのは、ややこしい部分も多々あります。
市役所に行きビジネスライセンスを取るだけでも、オフィスの看板デザインや、その看板デザインを
入口の写真に貼り付けて、DBDというサインライセンスを認証してくれる場所に書類を持ち込み、チョップ(印)を
もらい、また市役所に持って行き必要書類とともに提出だとか、知らなければなんとも時間のかかる作業になります。
また、現在進めている三井アウトレットパークにしても、基本図面から消防申請の前段階の指摘可能性箇所を確認し
アーキテクト(建築)の有資格者による申請の為の図面作成、それを政府、消防の10名ほどの評議会に持ち込んで、
全員の許可をもらいます。
建築の有資格者(コンサルタント)は図面に自身のチョップを押して、消防に関するその責任を背負うなどある意味、
彼ら自身がマレーシアスタンダードに沿っているかどうかの検証をしますので、コンサルタントによって意見も多少
変わるなどスタンダードはあるが、確立した法律が無いようにも見えてきます。
こうした申請関係は、経験をしないとその流れの概念や時間的な感覚も理解しづらく、非常に混乱さえしてしまうこ
ともあります。
日本でも当然このような流れもあるのですが、英語、マレー語の難しい書類を理解するのも含めて大変な作業の一つ
ですね。